バイナリーオプションでマーチンゲール法は有効か?
ギャンブルの賭け方としてマーチンゲール法というのが有名です。ネット上では「上か下かの2択であるバイナリーオプション(以下BO)においてマーチンゲール法が有効である」と主張する記事が多くみられます。本当にそうでしょうか?
今回はBOでマーチンゲール法が有効であるかをテクニカル分析の考え方を基に考察したいと思います。
そもそもマーチンゲール法とは?
マーチンゲール法とは、負けた時は次の賭け金を2倍に、買ったときは次の賭け金を最小にする手法のことです。次の表を見てください。
このように、連敗してもたった1勝すれば全ての賭け金が戻ってきてトータル損益がプラスになります。
一見凄い手法だと思うかもしれませんが、現実的には資金は無限でないため、万が一負け続けた時には、次の賭け金が用意できず、破産する可能性もあります。
BOへの適用
では、実際にBOでも有効であるかを考えてみましょう。
そもそもBOで上が正解の確率、下が正解の確率は常に50%なのでしょうか?
答えはNOです。
テクニカル分析の考え方では、値動きにはトレンドがあるため、常に、上の確率、下の確率には偏りが生じています。すなわち、トレンドに反する方向にマーチンゲール法で賭け続けた場合、負ける確率が高い方に賭け続けることになるため、負け続けて破産する可能性が高いということです。
BOでマーチンゲール法は駄目なのか?
先に述べたように、同じ方向に賭け続けるマーチンゲール法では破産する可能性が高いですが、別のやり方でマーチンゲール法を使うことができます。
それはコイントスでどちらに賭けるかを決めることです。
コイントスを用いることにより、トレンドに反する確率が50%となり、勝率も50%となるため、上の表の通りにマーチンゲール法を適用することができます。
まとめ
毎回コイントスでどちらに賭けるかを決める場合、BOでマーチンゲール法は有効です。ただし、マーチンゲール法は必勝法ではなく、破産する可能性もあることに注意してください。