私がスワップ目的でトルコリラを買わない理由
トルコリラ(TRY)は金利の高い通貨として投資家に人気があります。
毎日高いスワップポイントが手に入るのは魅力的に思いますよね?
しかし、私はスワップ目的でトルコリラを買いたくありません。その理由が次の3つです。
①週足・日足移動平均線が現在のレートより上にある
②FXではポジションの持越しをしないのがマイルール
③長期保有より短期取引のほうが資金効率が良い
詳しく書いていきます。
トルコリラを買わない理由
①週足・日足移動平均線が現在のレートより上にある
私のFXでの主な手法は支持線、抵抗線を意識したものです。
スワップ目的となると、必然的に長期保有となるため、週足・日足の移動平均線を見る必要があります。
抵抗線となる移動平均線が上にあるため、価格は上がりづらく、むしろ下落して損失を被る可能性があると考えています。
逆張りは好みではないので、この移動平均線を上に抜けない限り買いたくないですね。
②FXではポジションの持越しをしないのがマイルール
つい最近もトルコリラ円で大きな下落がありました。(上の日足参照)
これが日中なら逃げるチャンスはあったと思うのですが、取引時間外に起こった出来事が原因で下落したため逃げ場はありませんでした。
このような予測不能の下落により損失を被りたくないため、ポジションを翌日に持ち越さないのがマイルールとなっています。
また、現在トルコには外務省が発表している危険情報で危険度「レベル4:避難勧告」に該当する地域があり、テロなどによりトルコリラの価値が下がる可能性もあるため、リスクは大きいと思います。
リスクがあるからリターンがあるという考え方もありますが、私は安定を求めたいです。
③長期保有より短期取引のほうが資金効率が良い
現在、トルコリラ/円の1日あたりのスワップは1万通貨で約100円です。pipにすると1pipです。
短期取引で1日あたり数pipsの利益を上げることはそれほど難しいことではないと思うので、短期取引のほうが遥かに効率的ですね。
理由についてのまとめ
3つの理由をまとめると、私は短期の順張りが好きだからスワップ目的でトルコリラは買わないということです。
長期の逆張りが好きな方は買っても良いかもしれませんね。
懸念事項
いつまでもスワップが高いままであるとは限らない
現在、トルコの政策金利は8%ですが、将来的に変動する可能性があります。
金利が低下した場合スワップは小さくなります。
運用計画を立てるときは注意してください。
ハイレバレッジでの保有は危険
現在、国内のFX会社でTRY/JPYの取引に必要な証拠金は4%、すなわちレバレッジは25倍です。
しかし、トルコリラをたくさん買えるからといって、ハイレバレッジで保有することはおすすめできません。
仮にレバレッジ25倍でTRY/JPYを保有しているとすると、価格が4%下落しただけで証拠金は0になってしまいます。
最近あった急落では31円から27円(BID)になったため、その変動は10%以上でした。ハイレバレッジで運用していたら1日で退場ですね。
デイトレには向いてる?
TRY/JPYのスプレッドは、最も狭い会社で1.9pipsです。
→業界最高水準!トルコリラ円ならヒロセ通商【LION FX】
1日の変動率を考えるとデイトレは可能です。
しかし、USD/JPYやEUR/USDなど、価格当たりのスプレッドが小さい通貨ペアのほうが頻繁に取引をする短期売買では有利になると考えられます。
強いトレンドが発生している時以外はわざわざTRY/JPYを取引する意味はありませんね。
まとめ
短期トレーダーにとってトルコリラは取引機会の少ない通貨です。
長期で運用する場合はリスクを理解して、低いレバレッジにすることをおすすめします。
↓スワップ目的ならヒロセ通商がおすすめです