bitFlyerのSFDで稼ぐ方法
2018年2月8日、bitFlyerはBTC現物とFXの価格乖離縮小を目的として「SFD」を導入しました。
22日、結果として価格乖離は20%に到達し、SFDは乖離縮小の機能を果たしていないことが判明しました。
確認するべき指標が1つ増えたことによりトレードの難易度が上昇したという声が上がる一方、SFDの仕様を上手く使って稼いでいる人達がいました。
そのような人達を参考にしながら私も実際にSFDで利益を上げることが出来たので、その方法についてまとめました。
SFDとは
3月17日以前の仕様
SFD とは、「Swap For Difference」の略称で Lightning FX に適用されます。Lightning 現物(BTC/JPY)と Lightning FX の価格乖離が10%以上になった場合には、価格乖離が拡大する方向の約定をされたお客様から約定金額(日本円)に応じた SFD を徴収し、縮小する方向の約定をされたお客様に SFD を付与いたします。SFD は約定ごとに発生し、ポジションの決済時に清算されます。SFD は以下の式で計算されます。
SFD(日本円)= 取引数量 × Lightning FX 取引価格 × SFD 比率
SFD 比率は下記をご参照ください。
価格乖離 SFD 比率 10%以上15%未満 0.5% 15%以上20%未満 1.0% 20%以上 3.0% https://bitflyer.com/pub/announcement-sfd-implementation-ja.pdf
追記.
3月17日以後の仕様
価格乖離 SFD 比率 5%以上10%未満 0.25% 10%以上15%未満 0.50% 15%以上20%未満 1.0% 20%以上 2.0%
どうやって稼ぐ?
3月17日以前の仕様
SFDを少なく徴収される価格で買い、多く付与される価格で売ることで差額が利益になります。
そのためにはSFD比率が変化する価格乖離の境界線(10%、15%、20%)付近で売買する必要があります。
例えば価格乖離15%未満で買って15%以上で売ると、徴収されるSFDが0.5%、付与されるSFDが1.0%なので差額の0.5%のSFDが利益になります。
例:
SFDの差(619-310=309円)が利益です。
価格変動による損益((1238701-1238163)*0.05=27円)はSFD損益よりも小さいので無視します。
追記.
3月17日以後の仕様
3月17日以降は境界線が5%、10%、15%、20%になりました。また、決済時はSFDが付与されなくなりました。
自動売買をした結果
証拠金5,000円程で稼働したので1日で+150%です。
まずまずの結果だと思いますが、bitFlyerでは同種のbotが大量に稼働し効率化が進んでいることが容易に想像できるので、将来性には期待してません。
ロジックは価格乖離15%未満で買い、15%以上で売りというシンプルなものだったので実装は容易でした。
bot初心者が作成するにはちょうど良いロジックかもしれません。
追記.
さらに良い結果が出たので報告。
証拠金1万円からスタートして日利+465%を達成しました!
この稼ぎ方は期間限定?
先日bitFlyerは「SFD」の仕様変更を検討している旨をツイートしました。
2月23日現在、詳細は未だ不明ですが、今後の仕様変更により今までと同じ稼ぎ方は使用不可能になる可能性があります。【重要】Lightning FX 取引価格と Lightning 現物(BTC/JPY)取引価格が 10% 以上乖離している場合に約定ごとに発生する 「SFD」について、一部変更することを検討しております。近日中に改めてお知らせいたします。
— bitFlyer(ビットフライヤー) (@bitFlyer) 2018年2月22日
同社からのお知らせを見逃さないようにしましょう。
追記.
3月17日に「SFD」一部変更の実施がされました。
https://bitflyer.com/pub/changes-to-sfd-have-been-implimented-ja.pdf
まとめ
価格乖離の境界線(10%、15%、20%)付近で売買することによりSFDの差額で利益を上げることができます。
乖離を見ながら注文しても約定がずれてSFDの差額が損失になる可能性もあるのでご注意ください。
追記.
新SFDでは境界線が5%、10%、15%、20%になり、建玉決済時にSFDが付与されなくなったので注意です。
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