通貨×システム

FX、仮想通貨のシステムトレードなどについて書くブログ。

株と仮想通貨における買いの優位性

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株をまたは仮想通貨を買う時、多くの人はまず買うこと(ロングエントリー)を考えます。

初めての取引で売りから入った(ショートエントリーの)人はたぶん少数派でしょう。(なお、私は初めての取引でダブルベアを買った少数派です)

買いから入ることは正しい選択なのでしょうか?

株と仮想通貨の特徴を踏まえて考えてみましょう。

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株における買いの優位性

まずは株について考えます。

株を買う理由は何でしょうか?

多くの場合は配当益(インカムゲイン)または値上がり益(キャピタルゲイン)を期待してでしょう。買収目的の可能性もありますが、珍しいパターンなのでここでは考えないことにします。

配当益目的での買い

会社が黒字で配当を出し続ける限り、配当益はあります。ある程度分散して株を保有している場合、すべての会社で配当が0になるということはほぼあり得ないでしょう。

売りで入った場合、配当は貰えないため、買いで入るのは至極当然であり優位性があるといえます。

また、配当益目的の株は、買った後に売る必要が無いことが特徴です。

ちなみに私は、数ある投資方法の中で、配当益狙いの株に最も多くの資金を投入しています。投資の王道ですね。

値上がり益目的での買い

株を買った価格より高い価格で売ることができれば利益が発生します。

そもそも値上がりする原因とは何でしょうか?

それは、現在の価格で売りたい人より買いたい人が多くいるということです。

株式市場では配当益目的の株を買うだけで、一切売らない人が一定数存在します。そのため、長期では基本的に(買いたい人数)>(売りたい人数)の状態が続くと考えられ、値上がりが続くと考えることができます。

〇〇ショックなどで一時的に値下がりすることもありますが、結果的に市場平均は回復しているため、買いの優位性があると考えて良いと思います。

 

仮想通貨における買いの優位性

次は仮想通貨について考えます。

仮想通貨を買う理由は何でしょうか?

ほとんどの場合、値上がり益の期待または決済手段として用いるためでしょう。

値上がり益目的での買い

仮想通貨を買った価格より高い価格で売ることができれば利益が発生します。

値上がりする原因は株と同様に、現在の価格で売りたい人より買いたい人が多くいるということです。

仮想通貨は株と異なり、配当目的で買って一切売らないという人はいません。しかし、決済手段として仮想通貨を買って保有するという人はいます。

長期ではどうでしょうか?

まず、"今後仮想通貨がさらに普及するという前提"で考えてみましょう。

仮想通貨が決済手段として普及する余地がある場合、決済に使う仮想通貨を買う必要がある為、(買いたい人数)>(売りたい人数)の状態となり、価格は上昇するため買いの優位性はあります

決済手段として普及する余地が無くなった場合、すなわち、既に仮想通貨を保有している人がほとんどになった場合、仮想通貨を買う必要はない為、(買いたい人数)>(売りたい人数)の状態にはならず、価格上昇は起こらず、買いの優位性はありません

つまり、将来的に買いの優位性はなくなるということです。

では、"今後仮想通貨は使われなくなるという前提"ではどうでしょうか?

(買いたい人数)>(売りたい人数)となるどころか(買いたい人数)<(売りたい人数)となるため、価格は下落し、最悪0になります。もちろん買いの優位性はありません

どちらを前提とするかで変わってきますね。

 

まとめ

株は資本主義が続く限り、長期的には買いの優位性があると考えられます。

仮想通貨は今後さらに普及すると仮定すれば、現在は買いの優位性があり、将来的に買いの優位性がなくなると考えられます。値上がり益を狙うなら早くに始めたほうが有利です。

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